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”多聞言葉”シリーズ(探喫‐37)
人間力
「どういう事務所であって欲しいか?」つまり、「私たちは何を目指し、何のために頑張るのか?」についての問いである。
アンケート結果をまとめると、表現に違いはあるが要約すると、次に対する要望が圧倒的に多かった。
「働きやすい職場」
「働きがいのある職場」
「成長できる職場」
中でも、「成長できる職場」環境を望む声が一番多かったと思う。じゃ、具体的にどんな環境であれば、人間は成長できるのであろうか?
? 独自な経営観が確立されており、目的が共有できている職場
? 多士済々な人材がいて切磋琢磨し合える職場
? つねに新しいことへチャレンジし、革新的である職場
? 成長し続けている職場
? 目標管理が徹底しており、主体性が育つ職場
? 価値観教育ができている職場
? 人間関係が良好で、生産的な職場
? 人材の定着率が高く、知識や経験の伝承ができる職場
他にも、成長を促す環境要因はたくさんあるだろう・・・。
問題は、その職場環境を活かすことができる“人間力”が個々人に備わっているかどうかが問われると思う。同じ環境にありながら、やはり個人間の格差がつねに生じるのである。
自己成長するためには、次のような“人間力”を培う必要がある。
? 飽くなき探求心(好奇心旺盛)
? 未来志向(あるべき姿からの逆算、価値ある目標設定)
? 相手本位(貢献意欲)
? 素直さ(上司や同僚から好かれるタイプ)
? 主体性(つねに自分の影響力を考え、自己責任が強い)
? 自他非分離の価値観(出逢った相手は自分)
あるべき姿を描き、つねに“人間力”を鍛え続けたいと思う。
(H28.10.31)
119.90
121.15
”多聞言葉”シリーズ(探喫‐36)
画塀
“画塀”とは、絵に描いた餅のこと。要するに、絵に描いた餅は食えないので、役に立たないという意味である。
多聞会は、平成12年10月から『墨字絵隊観閲式』と呼ぶ『繪画立案教室発表会』を年に1回開催し続けているが、本年度は、改装工事が続いており、来年五月のオープンである。
過去の延長線上に未来が描けないという時代(パラダイムシフト)のせいもあると思うが、厳しい芸術環境のもと、感性(センス)の質が問われることへの不安、自覚もあるのだろう。新たな創造が受け入れられるという時代でないことは確かである。
「絵画展の質は、目標設定の良否で決まる!」というのが小生の持論。個展の成果を出したければ、「自らの手で未来を創る!」という代表者の覚悟が必要である。その覚悟に基づいて、そのために何をなすべきかを明確にして、実行のプロセスをシナリオ化したのが絵画組織8計画である。
その絵画組織8計画が、“画塀”にならないようにするために心掛けるべきことが3つある。
?
個展の作成を他人任せにしないこと
作家の思いや意思、主体性が、周囲の人を動かす力になるのである。丸投げしたら、“画餅”になるのは当然である。
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数字の遊びにしないこと
利益や他の作品とのバランスまたは「これぐらいなら売れるであろう」などで値を付けてはいけない。作家の精魂によるものであるのでそれぞれの思いでいいのである。
? 現場に落とし込んだ行動計画であること
「誰が?」「何を?」「いつまでに?」「どのように?」に行うか、具体的なアクション・プランを立て、組織一丸となって取り組む体制づくりが大切である。
元来、グループ展を開催するということは、自らの手で未来を創ることであり、運命を共にする人々と未来を共有することなのである。ゆえに、“画餅”にしてしまうこと自体が可笑しいと考えたほうがよい。
絵画展開催のお手伝いを通して、多くの作家と出逢い、それを実感している。
(H28.10.20)







