世界を凌げ

”多聞言葉”シリーズ(クハ‐19)

品格

 ASKAが覚せい剤所持の疑いで逮捕・・・。芸能界に限った話でないと思うが、才能に恵まれて周囲から注目を浴び名声や賞賛を得た人たちが、なぜ奈落の底へ落ちていくようなことをするのだろうか。

 一言でいうと、“品格”の欠如であろう。“品格”について、ジョン・マクスウェル(『13の成功戦略』の著者)が次のように述べている。

 『「誰も見ていない時」にどういう行動をとるかが、その人の“品格”である』 実に、言い得て妙でハッとさせられる。

 そして、氏は“品格”を形成する要素として、次の4つを挙げている。

 (1) 自制心

 たとえやりたくなくても「正しいこと」ができる能力。自分を律することが、確固たる“品格”の第一歩であると・・・。『八重の桜』(NHK大河ドラマ)で有名になった「ならぬものはならぬのです」(什の掟)。

 (2) 価値観

 その人の考え方や生き方の物差しのようなもの、思考の枠組みである。その価値観を磨く必要がある。そのためには、価値観には個性という側面と同時に位相差(レベル)があることに留意したい。

(3) 独自性

 「自分は一体何者か?」を問う。何を信じて生きているのか・・・。他人との比較ではなく、また他人の目を気にすることなく、自分を語る言葉が欲しい。自らの拠りどころとなるものである。

 (4) 整合性

 ブレがない、一貫性のことである。強い信念を持って、言動が一貫している人は誰からも信頼される。

 このように考えると、“品格”の形成は、まさに自己責任である。他人や環境のせいにして言い訳できるものではない。もちろん、そんなことをしていて“品格”に磨きがかかる訳がない。

 それから、「“品格”は一日にしてならず!」である。日々の積み上げだ。「あるべき姿と現状との差」を埋める、日々の戦いである。その差を埋めるためには、気が乗らない日でも「とにかく、やる!」ことだ。それしかない・・・。

 
(H26.5.26)

virtus勇気

勇気

 英語の「courage(“勇気”)」は、「心」を意味するフランス語の「coeur(クール)」が語源だそうだ。表題はラテン語の「徳・勇気(virtus)」

此の勇気を持つにはまず自己否定から始めることが大切になります。

 

 ここでいう「自己否定」とは、水面上に顔を出している小さな島(=自我)を自分だと思い込んで執着している自己を否定することによって、水面下に隠れているもっと大きな部分(=無我)を発見し、自己の無限の可能性を引き出したいという成長欲求のことである。

 「自己否定」をすることによって、無限のエネルギーを持った自己に出逢うことができるならば、それはもう、心強いに決まっている。しかし、今までの自分を否定する行為はそう簡単ではない。相当に、“勇気”がいる。

 冒頭に戻ろう・・・・・。“勇気”の語源は、「心」である。つまり、“勇気”を示そうとすれば、自分の「心」のありようが試されるのである。

1.    不愉快で受け入れ難い真実を受け入れる“勇気”があるか。

2.    慣れ親しんだ快適ゾーンを捨てて、チャレンジゾーンへ踏み出す“勇気”はあるか。

3.   何事においても、他人のせいにしないで自己責任を貫く“勇気”があるか。

4. 
自分の弱点を認める“勇気”があるか。

5.   いかなる絶望的な境遇にあっても“勇気”を奮い起こせるか。

6.   廉恥を重んじ元気を振るう“勇気”があるか。

7.   どんなときでも、信念を貫く“勇気”があるか。

 今や多くの企業(個人も然り)は、「待ったなし」の状況に置かれている。変化を受け入れる“勇気”が問われている。変化に適応するには、自らを変える“勇気”が必要となる。“勇気”を奮おうとすると、必ず内面の葛藤が生じる。つまり、“勇気”とは、すべて自身の「心」の中で生じる戦いなのである。そのためには、「あるべき姿と現状との差」を常に明確にして、「その差」を埋めるための努力を、日々一つひとつ積み重ねていく必要がある。

 自己を高め続けたいという意欲とその努力を惜しまぬ覚悟があれば、おのずと“勇気”は生まれると考える。

(H26.5.19)

ふうせんばれ−臨時ニュウス

臨時便
「風船バレーボール、5月−2のお知らせ」普及会  2014・5・15

◎ 各チーム代表の皆さんの熱心なご要望で、24チームの予定を28チームで開催、

   前年の順位をもとに対戦表を作成中ですので楽しみにお待ちください。

  「重いハンデのある人が参加しやすい楽しみやすい・大阪パラレルルール」です、

選手も関係者の皆さんも、ルールをよく納得してから参加してください。

APの選手の皆さん、普及会のモットー☆「花よりも 花を咲かせる 土になり」

を心に持って参加をしてくださるように、改めてお願いいたします。

 第10回大阪大会・6月8日(日)長居障がい者SC・10:00〜開催 

 “歓迎”今年は、北九州市と奈良県天理市からゲスト参加です、車いすダンスサークル

と福祉の管弦楽団「まごころ」の皆さんが10周年を祝ってくださいます。

* 3月8日NHK−TV「ソチパラ」番組中、高橋明先生(大体大客員教授)のご尽力

  により風船バレーボール紹介されての話題は、放送からまもなく3カ月となります

が全国からのメールは続いています。(グーグルもヤフーも検索トップ、持続中。)

 ☆ 普及会は、「
ふれ愛

ささえ愛

笑い愛

」を大切にしています。

   長居障がい者スポーツセンター・練習日 (参加申込み、1週間前までに!)

         5月17日(土)18:00〜20:30(2面)

 ◎ 皆さんの熱望から、昼間の練習日が増えました。ご確認ください。

⇒ 6/8(日)第10回記念・風船バレー大阪大会 6/14(土)15:30〜16:30(2面)

6/21(土)18:00〜20:30(2面)

⇒ 7/12(土)18:00〜20:30(2面) 7/13(日)11:30〜13:30(2面)

7/19(土)18:00〜20:30(2面) 7/21(祝) 9:30〜11:30(2面)

「東淀川・FV大阪」練習−5/18(日)豊中合同練習、06−6327−6991=山下、確認。

    「豊中・まちかねワニ」練習−5/18、合同練習

* 練習日は、090・9715・8063=上治、確認。

「淀川・えんじょい」練習−淀川スポーツセンター・5/17(土)13時〜16時30分

      * 06−6101−5031=岩佐。誰でも参加可。他のバリアスポーツも、体験可。

    「茨木市・ローザス」練習− 茨木小学校・5/25(日)16:00〜18:00

      * 080・5347・0372=大山、確認。合同練習、歓迎。

    「高槻市・ここのわ」練習− * 詳細は、072−685−7013=松崎、確認。

             ◎ お問合わせは、下記にお願いします。

     大阪ふうせんバレーボール普及会 代表 石井勝治

       〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-17-5-637

    
 Tel/Fax 06−6815−3523

     (E-mail)ishiii.
1413 @ docomo. ne. jp

   
(PC) ishkatsu @ yahoo. co. jp  

情熱とはなんだ!

”多聞言葉”シリーズ(クハ‐17)

情熱

 日曜美術館(NHK Eテレ番組)で、明治維新による環境の激変で、職を奪われた職人たち(甲冑・刀装の金工師や和装の刺繍師など)が海外へ活路を見出すためにつくった細密工芸の品々を紹介していた。

 そのほとんどが無名の匠の作品であったというが、緻密で繊細、超越技巧の品々は欧米人を驚かせたという。匠の技も然ることながら、一品一品にかける手間暇のかけ方が尋常でないのだ。もう、採算を度外視した職人の意地というか、自分らが培ってきた技・仕事に対する熱意、“情熱”なんだろう。

 今では再現不可能だといわれる作品の数々。何がそこまで彼らの気持ちを駆り立てたのか・・・。時代の息吹という後押しもあったと思うが、彼らの職人気質がその存在を否定されようとした時、その危機意識が“情熱”と化したのであろう。

 “情熱”とは、熱い心のことである。一流といわれる人たちはすべて、自分の仕事の対して熱い心を持っている。いわゆる、“情熱家”なのだ。

 では、“情熱”に満ちたモチベーションはどこから溢れ出てくるのであろうか?

 その源泉として絶対に外せないのは、その人の持つ使命観であろう。「何のためのこの仕事をしているのか?」という目的意識のことであるが、それが明確である人にはブレがない。常に、内に秘めたモチベーションからやる気が出ており、仕事に対してひたむきで、持続力がある。

 次に思いつくのは、自分の仕事が好きであること。「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるが、人間好きな事には、夢中になれるものだ。一流の人は楽しみながら大いに学び、働くので、結果として成功している。つまり、好きだからこそ楽しめて成功しているのである。

 もう一つ挙げるとすれば、試練と戦う勇気だろうか。「現状のままでは、将来はない!」という危機意識が情熱と化す。しかし、変化への挑戦には必ずリスクが伴う。心の中の疑惑や恐怖、心配に立ち向かって、乗り越えるためには勇気がいる。どんなに苦しくても成し遂げようと心を奮い立たせる勇気が必要だ。命を賭けてでも成し遂げたい理由を知っているのだ。

 それらを総称して、“情熱”の発露と表現しているのであろう・・・・・。

 “情熱”に満ち溢れた人は、いっさいの手抜きがない。つねに最高の仕事をしようと最善を尽くしている。つねに切迫感を持ち、大切なことを先延ばしにするようなことがない。そして、現状に甘んじるようなことは決してしない。

 仕事に対する“情熱”は、その人に充実した人生をプレゼントしてくれる。

(H26.5.12)