よいお年をお迎えください。

kings兜浩然の気

読書をしていると、いつも心惹かれる言葉に出逢う。

毎年そうであるが、年の瀬が迫ってくると、今年一年を検証する日々が続く。一年間を総括しているつもりでも、過ぎ去った栄光は過去のものとなってしまい、気がつくと、DSC_2183今抱えている問題にばかり意識がいってしまうことが多い。つねに紙こより画と向き合っている創始者の性だろうか・・・。

そんなとき、書棚にある本を手に取り、気分転換をはかる。

何気に手にした書物、『心が雄大になる中国の名言』(リベラル社)の中で、次のような一文と出逢った。

「吾が“浩然の気”を養う」(孟子『孟子』)。

“浩然の気”とは、「天地にみなぎるような大きく広い気のこと。何事にも動じず、寛容であり、ゆったりとした心持ち」をいう。

「広く豊かで、のびのびとした心持ち」、どうしたらそんな心持ちになれるのだろうか?

「それはまっすぐな気持ちで、正直に生きること。そうすれば、やましい気持ちや後ろめたさがなくなり、穏やかでのびのびとした心境でいられる」という。

“浩然の気”を持つためには、まっすぐな気持ちで、正直、素直であること。「成程と合点がいく示唆」である。

一年間を顧みる手順はこうだ・・・。

  1. まず、一年間で、具体的にどんな事実があったのかを確認する
  2. その中で、最大の成果・問題は何であったか。
  3. それらの事実が生じた因果関係は明白になっているか。
  4. その中で、最大の原因は何であったか。
  5. 検証の結果は、きちんとフードバックできているのだろうか。

これら検証の手順は、「紙こよりの会」の中で常套的な手段として行っているものである。

今回、“浩然の気”という言葉に心が惹かれたのは、最良の検証手順は分かっていても心構えができていなければ、枝葉末節的なことに気が奪われ、思ったほどの成果が生まれないということに気づかせてもらったからだ。

この本は、5年ほど前に購入し、読んでいたものである。その当時、いろんな個所に線を引き、メモをしていたのであるが、“浩然の気”の個所はスルーな状態であった。

“浩然の気”、過去を検証し、未来へつなぐ絶好のタイミングでの出逢いである。

(R元.12.23龍鳳)

言霊

shadoh兜”多聞言葉”シリーズ(探喫09‐45)

言霊

『100歳まで読書』(轡田隆史 著)というタイトルに惹かれ、思わず買ってしまったのだが、なかなか面白かった。

著者は、冒頭にいう。『なぜ「100歳まで本を読む」のか?カンタンにいうなら、ちゃんと死にたいからだ』と・・・。「ちゃんと死ぬ」ということは、「死ぬ間際まで、自分で納得できる生き様でありたい」ということであろう。

「最後まで、考えて生き抜く・・・」、 そのためには知的センスを磨き続ける必要があるのだが、『本は最期まで、人生のよき相談相手になってくれる』のだという。つまり、『「死ぬまで本を読む」ということは、「死ぬまで質問し続ける」ということに等しい』のだと述べている。

この行は、全く同感である。小生も、読書の効用の一つは知的センスが磨かれ、思考力が高まることだと実感している。「なぜ?」の解を求めて本を読み、本を読んでいると必ずといってよいほど、「なぜ?」を問われる場面に出くわすこととなる。まさに、読書は「思考の訓練」に最適な手段だといえよう。

さて、今回の読書でもっとも関心をもったのは、“言霊”についての行である。

著者である轡田隆史氏は、「書店は“言霊”の宝庫である」と述べ、「書店に入った瞬間、人は文字、特に漢字の発する“霊気”に打たれるのだ」という。

“言霊”とは、言葉に宿る神秘的な力(霊力)のことで、その言葉の内容を実現する力があると古来、信じられてきたのだという。

小生も小さい頃に、母親から「言葉は、大事にしなさい。言葉はぜんぶ自分に戻ってくるからね・・・」と教わったことがある。のちに、「“言霊”のことを言っていたのか」と気づかされた思い出がある。そして、読書の大切さをいろんな人から教えて頂いたことが走馬灯のように蘇ってくる・・・。

紙こより絵の実演なども含め、人前で話す機会が多いこの頃であるが、聞いている人の顔の表情などをみていると、確かに心に響く言葉があると感じる。きっと、“言霊”が

機能しているときなのだろうと思う。

著者は続けていう・・・。親は命名するとき、子供に縁起のいい、ハッピーな名前をつけようと努力する。それなのに、悲劇が生じるのはなぜか?

“言霊”は、その言葉(名前)にふさわしい努力を注がなければ、機能してくれないらしい。努力目標を授けてもらったと感謝し、それらしく生きる決意をする必要がある。いわゆる「名前負け、するな!」ということだろう。

“言霊”(言葉の持つ霊力)を信じ、使う言葉に負けない努力をしたいと思う。

(R元.12.9龍鳳)ninnananna子守唄(墨字絵隊8)t.sinohara

石井勝治会長

DSC_2170 (002)バルーン(風船・ふうせん)バレーボール12月のお知らせ  2019・12・3

  • 初練習は、1月26日(日) 15:30~17:30 (2面) に、変更になりました。 

                                            

長居障がい者スポーツセンター・練習日 (参加の申込みは、お早めに!)

12月15日(日)  9:30~11:30 (2面) *講座・説明会あり

初練習 1月26日(日) 15:30~17:30 (2面)

下記地区の練習会、参加・見学したい方は、普及会に連絡ください。

東淀川区、淀川区、豊中市、茨木市、

 

* 学校・支援学校・事業所・作業所・施設・市民活動など体験会は、ご相談ください。

 

“ ふれ愛 ♡ ささえ愛 ♡ 笑い愛 ♡ ”を大切にしています!

☆ 12月6日(金)東淀川区むくのき学園、交流会(風船バレー)協力参加

☆ 12月15日(日)練習会に、講座説明会と卓球バレー体験、予定

ホームページ、「 https://www.balloonvolleyball.org/ 」ご覧ください。

☆ 11月3日(日)関西大会、無事終了。

☆ 11月23日(日・祝)滋賀県トヨパラ、協力しました。

☆ 12月1日(日)大阪マラソンのボランティアに、参加しました。

☆ 12月1日(日)九州・ふうせんバレー全国大会、チーム参加

(予選パート部門1位通過、決勝トーナメント初戦敗退)

特報

九州遠征からのお知らせ

第30回全国風船バレーボール大会に参加して、みなさんと一緒に普及している

「障がいのある人を中心にした、パラレルルール」の大切なことを、確信しました。

九州の健常者を中心な=オリンピック・大阪発パラレルルール=パラリンピック、

どちらもあるからバルーン(風船・ふうせん)バレーボールは、普及していきます。

                                                                  

 

「風船バレー用品・予算など相談可     ◎ お問合わせは、下記にお願いします。

風船(直径40㎝桃色)1個150-鈴1個50- 一社)大阪ふうせんバレーボール普及会 会長 石井勝治

風船5個750+〒140=890円+8%          〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-17-5-637

風船5個750+鈴4個200+〒205=1155円+8%   Tel/Fax 06-6815-3523

 風船50個入1箱・鈴50個入1袋、別途価格     (MP-mail)ishiii. 1413 @ docomo. ne. jp 

ポンプ600-・ゲージ300-,1200-・ゼッケンは別途」   (PC-mail)ishkatsu @ yahoo. co. jp

(日本バルーンバレーボール協会・設立準備室、普及会事務局内に立ち上げてます。)

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”多聞言葉”シリーズ(探喫09‐44)

画家は、知識としての絵画理論を蓄積し、パタ-ンとして登場する技術や技巧を増やしていくことで、時に無意識に、自分の過去のスタイルを踏襲することがあります。つまり、私たちは学んで来たことと個人として経験してきたことを統合した集大成としての作品を描きます。要するに、私は私であるしかなく、それが作品作りにおける個性を生み出します。

一方で、紙こより画での経験から、その真逆のアプロ-チ、つまり『私』が存在しない『無』の作画というのが可能なのだろうか。私の手が書いていることに違いはないのだけれど、それでいて私ではない絵。そうやって作品を作っても観るに堪えて、かつ、人の心の琴線に触れる作品が果たしてできるのだろうか?そんな風に考えたのです。

(R元.12.2紙こよりの会 龍鳳・彩雲)DSC_2170 (002)

世界の貴腐ワインの頂点に君臨する、シャトー・ディケム

ソーテルヌの格付けにおいてただひとつだけ、格付け最高峰のプルミエ・クリュ・シュペリュールにランクされているシャトー・ディケム。ディケムの素晴らしさは類稀なミクロクリマを有するテロワールにもありますが、シャトーを運営する人々の妥協を許さぬ厳しさ、「まさにディケムにふさわしいディケム」だけを造りだそうとする弛まぬ努力にあります。
シャトーでは通常6~8週間かけて150人もの摘み手が、最低でも4回の時期に分けて完全に熟したブドウのみを収穫。そうして厳しく選別されたブドウから造られたワインでも、樽熟成の段階でディケムとして世に出すにふさわしくないと判断されたものは生産量を減らしてでも容赦なく切り落とします。間違いなく貴腐ワインの最高峰であるディケム。このワインはその長命さでも愛好家を驚かせてきました。ロバート・パーカー氏によると飲み頃は10~100年も続くとされ、その熟成ポテンシャルは計り知れないものがあります。辛口のディケム「Y(イグレック)」も愛好家垂涎の品となっています。