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”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐25)

魅力

 ある招待講師が、「自己満足ではダメ!顧客にとっての“魅力”ある商品やサービスでなければ・・・。そのためには、あなたの会社の商品を買ってくれている顧客に直接聞くことが大事です」と述べていた。

 確かに、その通りだと思う。自分に好意を寄せてくれている異性に、「私の何が“魅力”なの?」と聞くと、意外な答えが返ってくることが多いのではなかろうか。

 “魅力”という言葉を辞書で引くと、「人の心をひきつけて夢中にさせる力」とある。人はもちろん、“魅力”の対象となるものはすべて、その人(対象)の中に人の心をひきつける何かを持っているのである。

 だが、自分自身の“魅力”を自分で正しく認識できている人は、意外と少ないのではないだろうか?なぜなら、“魅力”とは、その人(対象)に対して、相手が感じるものだからであろう。

 お店で買い物をしたりすると、アンケートの記入を頼まれることがある。「なぜ当店を利用されているのですか?その“魅力”をお聞かせください」などは、非常にいい試みだと思う。(その結果をフィードバックできれば、の話であるが・・・)

 多聞会も上半期の総会を終えたところである。後半戦を戦い抜くためにも、自社あるいは自らの“魅力”(=強み)を再確認してもらうためにも、各自に次の内容でレポートを提出してもらうように指示を出した。

 (自分の“魅力”を知るための質問)

 ① 今までに最も高い評価を受けた仕事は何か?

 ② それはこれからも高い評価を受けられそうか?

 ③ なぜ、そう思うのか?

 ④ 評価をさらに高めるために、どのような要素を追加すべきか?

 ⑤ それを習得する方法は?実際に習得するには何が必要か?

 自らの仕事を通して、顧客満足をつくりだしている真の“魅力”とは何か?自分だけに止まらず、自分を支えてくれている組織やネットワークまでに広げて、顧客に喜んでもらえる“魅力”を自覚し、多くの人々に知って頂き、そして“魅せる化”する働きかけも大切なことだ。

 “魅力”を強みとして活かし、選択と集中を行えば、生産性の向上につながり、“魅力”をさらに強化する未来投資も可能になってくるであろう。二極分化が進む時代環境である。自己満足に陥らず、つねに顧客とのコミュニケーションを心がけて、魅力づくりに励みたいと考える。

(H29.7.20

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2011/ 1/12 21:02

”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐24)

連携

 かつて、「自前主義を貫く!」いう考え方が流行った時期があったが、最近はあまり耳にしなくなった・・・。

 自社の資源と技術だけで何でもやろうとする考え方だ。自前主義には、その組織や人なりのこだわりがあって、いい面もたくさんあったのだろうと思われるが、環境への適応力(変化のスピード、競争の高度化や多様性など)を考えると、自前で何でも対応する時代は終わったのだろう。

 最近、よく言われるのは“連携”である。小生は、ネットワークと呼び、より幅広い関係性を模索している。

 “連携”とは、同じ目的を持つ者同士が協力し合って行動することである。外部の力も活用して、より効果的に、大きな成果を得ようとする考え方だ。資源のムダも省けるだろうし、大賛成だ。

 多聞会の行動指針の一つに、「個人の限界を組織の限界にしない。さらに、組織の限界を業界の限界にしない」というものがある。まさに、‟連携“して衆知を集めることの重要性を唱っているものだ。

 “連携”のいくつかの形態を考えてみよう。

 ① 一つは、同一地域における同業者や他業者との“連携”がある。互いの受注不足やバラツキ、人手不足を補い合うことができて、人材等の資源の効果的な活用ができるメリットが生じる。

 ② 次に、同一規模の同業者が、全国的な“連携”(ネットワーク)を構築し、統一イメージでネットワークのブランド化を図り、圧倒的な競争優位性をつくりだす考え方だ。一社では到底できない知名度を確立できる仕組みだと考える。

 ③ さらに、特殊技術など特別な強みを持った中小企業が、大企業と‟連携“するのも面白い。自社にないブランドや販売網などの強みを持っている大企業と“連携”すれば、全国的な展開が可能となり、事業規模の拡大や収益構造のレベルがあがる。

 いずれも、すでに効果が上がっている事例がたくさんあるので調べてみよう。

 “連携”の基本は、対等関係が保たれるかどうかであろう。そのためには、自らの強みをしっかりと認識し、常に磨き続ける努力が必要だ。それから、“連携”の成果は、関係性の良否で決まるといっても過言ではない。お互いがお互いの存在価値を認め合う考え方、価値観を共有できているかどうかである。

 つまり、企業の本質(目的や存在価値)を思考し、なぜ“連携”をするのかなどを確認合い、信頼の絆を構築することが肝要である。

(H29.7.11)

119.80

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”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐23)

尊敬心

 いつの頃からだろう・・・、結婚式でスピーチを頼まれたときに、触れるようにしている言葉が“尊敬心”である。

 つまり、好いた、惚れたという感情はそう長く続くものではない。それに、好いた、惚れたという感情には、「自分が好きな相手だから、一緒にいたい。だから尽くしたい!」という、どこかエゴ(?)に匂いがする。その意味で、夫婦の絆としては今一つ危なっかしい感じがする。

 単に、好きや嫌いの感情だったら犬や猫でもある。だが、犬や猫に‟尊敬心“があるという話は聞いたことがない・・・。人が他人を尊敬するという行為は、次元が違う心の状態だと思う。

 人はどんなときに‟尊敬心“持つのだろうか?

 「人は、能力が優れている人を見ると、驚嘆し、称賛もするだろう・・・。だが、その人に‟尊敬心“を抱くのかといと、そうとは限らない」という。

 では、人はどんな人に出逢うと共感・共鳴し、その人のようになりたいと憧れ、‟尊敬心“を抱くのであろうか?私だったら、人としての器が大きい人、人格が崇高な人と出逢ったときである。それは、ものの考え方や価値観のレベルが全然違うという驚嘆であり、その人のようになりたいという‟尊敬心”であろう。

 小さい頃、偉人伝を読んで感動した。今でも自叙伝的な本を読むのは好きだ。何故ならば、その人の生き方を知り、多くのことを学ぶことができるからだ。それは、偉大な人物が描く人生の目的や志の凄さであったり、逆風に立ち向かう勇気が生まれる背景であったり、やり抜く力を支える動機など・・・。

 今改めて思うに、‟尊敬心“は人間の成長にとって極めて大切な要素である。確かに我が人生においても、多くの尊敬できる人との出逢いは、自らの価値観の成長に大きな影響を与えてくれたと実感している。

 面接等でも、「尊敬できる人は誰ですか?」という問いがあるが、これは大切なことである。尊敬心には、次のような効果があると思う。

 ① 謙虚な気持ちでいられる

 ② 人から多くのことを学べる

 ③ 感謝の気持ちを持てる

 ④ 信頼心が生まれる

 ⑤ 人間関係がうまくいく

 立場が高くなればなるほど、‟尊敬心“を失わないようにしたいと考える。

(H29.7.3)

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   大会テーマ、「どうしたらできるのか」と「どこまでできるのか」にチャレンジ

してくれた重いハンデのある選手が、たくさん参加してくれました。

   パラレルルールの大切な、ふれ愛・ささえ愛・笑い愛を達成できたと思います。

 

バルーン(風船・ふうせん)バレーボール、7月のお知らせ  2017・7・2

☆  第13回大阪大会・6/4は、みなさんのご協力で楽しく無事に終了です。

☆  各チームのみなさん、大会に「 負けても、勝っても楽しく参加してくださり」

笑顔と笑い声がいっぱいでした、ありがとうございます。

 

◎  関西大会11月5日(日)舞洲障がい者SCも、みなさんのご協力をいただき、


重いハンデのあるHP(1・2)」を中心にして開催を予定しています。

ハンデのない選手は、これからもハンデのある選手へのサポートを、心がけて 

参加をお願いします。

長居障がい者スポーツセンター・練習日 (参加申込みは、お早めに!) 

  7月15日(土)18:00~20:30(2面)

       7月29日(土) 9:30~12:00(2面)夏休み体験会

      8月 5日(土) 9:30~12:00(2面)  〃

     8月11日(祝)11:30~13:30(2面)  〃

       9/18(祝・月)15:30~17:30

    ◎
関西大会のスタッフ・審判員の希望者も、練習日に参加をしてください。

 

    * 淀川区、東淀川区、大正区、茨木市、島本町、豊中市、京都市の練習に参加したい、

見学に行きたい人は、普及会に連絡してください。

 関西・交歓大会(舞洲障がい者SC)11月5日(日)開催・予定 

                                            

 

◎  普及会はハンデのあるみなさんプレーに参加するだけでなく、スタッフと

しても参加をまっています、自立につながるように期待しています!!

 

☆  普及会は、「 ふれ愛 ♡ 
ささえ愛 ♡ 
笑い愛 ♡ 」大切にしています。               

                                                

  

「風船バレー用品(風船50入1箱=別途相談) 
  ◎ お問合わせは、下記にお願いします。 

風船(直径40㎝桃色)1個150-     大阪ふうせんバレーボール普及会 会長 石井勝治

  鈴(特製)1個50-(50入1袋=別途)      〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-17-5-637

  空気入(ハンドポンプ)1本600-          Tel/Fax 06-6815-3523

*新型・風船ゲージ(四つ折り)1個1,800-    (MP-mail)ishiii. 1413 @ docomo. ne.
jp 

ゼッケン(肩ひも型.NO1~6.8色)1枚1,050-」 
  (PC-mail)ishkatsu
@ yahoo. co. jp  

(日本バルーンバレーボール協会・設立準備室を、普及会事務局内に立ち上げてます。)

120.00

2015/ 1/12 13:02

”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐22)

新たなる創造

 「21世紀は“創造性”の時代である」と言われて久しい。

 だいぶ以前だが、「中小企業を保護すべき“平均的な弱者”と決めつけるより、多様な可能性と“創造性”を持った事業主体」と捉え、その潜在性に期待するような記事を見た記憶がある・・・。迅速な行動ができる中小企業にとって、環境の激変は“創造性”を発揮できるチャンスだという趣旨で、大いに共感したことを思い出している。

 「日本企業の99.7%は中小企業、その7割が新たな成長戦略を描けず、赤字で苦しんでいる」(国税庁調べ)という話を聞くと、“創造性”を発揮できる環境にあるにも関わらず、「なぜ?」という疑問が残る。

 「改めて問う、“創造性”とは?」 その本質は何だろう?また、なぜ、“創造性”は必要なのか?

 “創造性”について考えていると、次のような言葉が浮かんできた。

 純真無垢な好奇心・探求心・チャレンジ・勇気・ひらめき・空想・イメージ・多面性・関係性・伝播性・・・等々。

 それぞれの仕事の領域において、専門知識や熟練技能や経験等を積んでおく必要はあると思うが、どうもそれだけでは、“創造性”を発揮するには不十分のような気がする。“創造性”に適したマインドや価値観が必要なのではないか・・・。

 1, 目指すところが高く、現状に満足しない人

 2, 失敗を恐れず、打たれ強い人

 3, 大胆な発想で、勇気ある行動をとる人

 4, 決して、途中であきらめないという信念の人

 5, 多様性に価値を置き、共感的な関係性をつくれる人

 では、なぜ、“創造性”は必要なのか?やはり、世の中の進化・向上への貢献ではないだろうか。だとすれば、「世の中が根本的に欲していることは何か?」そして、「それを満たすために何をなすべきか?」を、つねに自問自答する必要があるだろう。

 これからの時代では、“創造性”を発揮できない企業は生き残れないという。それでは、どうすればそのような風土が生まれるのか?

 1, 独自な経営観を共有し、目的思考である(システム思考的)

 2, 失敗に寛容で、建設的な意見ができる組織(切磋琢磨)

 3, 主体的な人材が育まれる風土のある組織

 その前提には、統合的な思想や価値観を共有し、互いに高め合えるような学習組織が必要とされるであろう。

(H29.6.26)