前出のさすらいのソムリエ。ワイン会の味沢匠。通称死神博士。
いよいよオープンに漕ぎ着けました。今回は来年3月までの限定
山本登志郎ワールドを満喫してください。
10月1日オープンランチもやってます。
北区梅田1−12−39新阪急ビルB2
名前は『SANARE』サナーレ。イタリア弁で『誠実』の意。
経営は組織としての戦いをしているのであるが、“リーダーシップ”とは「組織を動かす力」であると定義したい。では、人の集合体である組織を動かすには、何が必要とされるのであろうか。
“リーダーシップ”を発揮するための基本条件が3つあると考える。
(1) 目的実現への信念と熱意
組織の理念・目的を熱く語る。その実現のためのヴィジョンや戦略を描き、針路を決定することである。
(2) 動機づけと啓発
貢献意欲をいかに引き出すか。メンバーの価値観に訴えながら、仕事へのロイヤリティを高めていく。いつしか仕事そのものによって動機づけられていく。
(3) コミュニケーション
人心の統合を図り、メンバーの力を結集するには不断のコミュニケーション力が必要とされる。
権限受容説という言葉があるが、“リーダーシップ”もそうだ。受け手側の姿勢を無視できない。リーダーとメンバーがどのような状況にあるとき、もっとも“リーダーシップ”は発揮されやすいのだろうか・・・。
? アメとムチの権限、? 知識の権限、? 信頼の権限・・・。むろん、信頼関係が良好なときである。
「“真摯さ”を絶対視して、初めてまともな組織といえる」(ドラッカー)とあるが、信頼のベースは、“真摯さ”(正直さ、誠実さ、高潔さ、信念の強さ)である。では、どうすれば身につくのだろうか・・・。それは、思想・価値観をしっかり学ぶしかない。
“リーダーシップ”の重要性が叫ばれている背景には、パラダイムシフトがある。未曾有の大転換期の中で、組織が生き延びるためには抜本革新を断行する他に方法はないのである。
「治世のマネジメント、乱世の“リーダーシップ”」という言葉があるが、その意味においても、「“リーダーシップ”とは変革を成し遂げる力量である」と考えても良いだろう。
“リーダーシップ”にとって、まさにリスク(=変革)こそ価値なのである。
(H25.9.30)
”多聞言葉”シリーズ(キハ‐53G)
臨床会計学
“臨床会計学”とは、聞き慣れない言葉である。
テーマは『会計人はどう経営に貢献するのか? “臨床会計学”の構想』であった。
周六氏が“臨床会計学”の構想へ取り組んだ動機は、「先生の研究は世の中に役に立っているのですか?」、その一言からであったという。 「そんなこと考えるのは研究者の仕事ではない」とか「価値は送り手ではなく受け手が決める」などいう考えも、学者の間ではあるそうだが・・・。産学官連携がいわれるようになって、久しい。立場の違いを超えて、関係性が生まれるのは有難いと思う。現に、関係性の良さは必ず生産的な状況をつくりだすことを経験において知っている。
“臨床”とは、現場を重視する考え方をいう。
その意味においていうと、「会計学はもっとも実践知を重視し、帰納的に理論化したものだ」と思うので、そういう視点で体系化されると、知の共有化が一層進み、経営者にとって大いに有難い話ではないかと考える。
“臨床会計学”の構想とは、「実践知(経営者)〜“臨床知”(職業会計人)〜科学知(学者)」の循環体系を構築することによって知と行の統合化を図り、会計学が本来持つ実践的な価値(社会貢献)を一層高めていこうという意図がある。
従来、会計学と言えば、経営者にとっては、制度会計(利害関係者への報告目的)のイメージが強く、「義務だから、しょうがない」という受け止め方をしている人たちが多いようだ。しかし、会計学には昔からもう一つの領域がある。それは、管理会計と呼ばれるもので、経営者の意思決定をサポートするための会計の領域である。すでに、お馴染みのABC分析やBSCなどは、その領域の研究から生まれた手法である。
「会計がわからんで正しい経営ができるのか!」(京セラ・稲盛会長)の言葉は、会計の外にMAS(経営助言)の手法を求めて迷走していた多くの会計専門家の目を覚まさせてくれたと思う。
周六先生は、“臨床会計学”の構想の中で、「経営者の実践知と学者の科学知を結びつける存在として、会計専門家の役割は重要で、そして、フィールドリサーチャーであるべきだ」と述べているが、小生もそう実感している。多聞会では、それらを未来会計の領域の仕事として位置づけているが、問題発見力(当事者意識)、課題の絞込みと提案力(目的思考)、課題解決へのコラボレーション力などが問われる。
そして何よりも、関係性思考による統合力が問われる・・・・・。
(H25.9.23)
中国経済「大失速?」の影響
中国政府が認めた?短期金利急騰″?輸入の前年比減少″?成長率の純化″等
は中国経済の大失速の始まりと考えるべきか、また大失速が起こるとしたら、
大失速の原因と影響について考えてみたいと思います。
<大失速の原因>
1・銀行の経営破綻リスク(影の銀行リスク)と返済不能債務は1兆〜3兆ドル
(100兆円〜300兆円)
省より下級の市や県、鎮(中国では市が県よりも上級自治体)など地方政府
の多くが莫大な債務を抱えている。
(理由)
1990年代から共産党幹部の業績評価を管轄する地方の成長率で測っ
てきた為、各地方幹部は自分の任期中に成長を極大化しようと、すぐに
結果を出せるインフラ投資に傾注した。
しかし、インフラ投資をすべて税収でまかなう事は不可能で、投資資
金は銀行借り入れに頼らざるを得なかった。
その結果、進出企業のない工業団地、使われていない高層ビル、有料
道路等が中国全土で建設されることになった。
2・人件費高騰等に伴う輸出競争力の低下
中国の製造業は人民元高と人件費の高騰で明かに輸出競争力を低下させた。
中国で輸出製品を生産していた家電、日用雑貨、縫製品などの海外メーカー
が続々生産拠点をベトナム、カンボジア、バングラデシュなどに移転させて
いるのを見れば状況ははっきりしている。
成長率の低下、輸出の減少は外国企業の中国経済への評価を下げ、工場や店
舗、物流センターなど外資の直接投資を減少させ、さらに中国からの撤退に
もつながりかねない。外国企業からの投資を成長の原動力としてきた中国に
は大きな痛手となる。
3・環境インフラ等への投資の増大
人件費増だけでなく、空気や水の汚染を浄化する環境インフラ等への投資が
必要不可欠なのは明らかである。
これらのコストアップ要因は強まりこそすれ、弱まる事は考えられない状況
である。
<中国経済破綻の影響>
1・世界第2位の経済大国となった「中国需要の蒸発」による世界経済への影響
中国市場は世界の鉄鋼製品の35%、セメントの45%、冷蔵庫、洗濯機な
ど白物から薄型テレビまで家電製品の30〜40%、自動車の23%などの
需要を握っている。仮にそうした需要が30%落ちれば、グローバルな需要
は10〜15%落ち込む計算となる。中国景気の悪化は当然ながら先進国企
業の経営に響き、雇用や所得税への影響を通じて米欧日などの消費者心理を
冷やし、先進国でも需要減退が起きる。需要減退を受け、企業は設備投資を
手控え、建設関連需要が落ち込む。そうした連鎖は世界市場にとって「第二
のリーマンショック」となる恐れが大きい。
影響は製品だけにとどまらない。中国は世界の資源貿易の中で鉄鉱石、銅、
石炭などで圧倒的なシェアを持ち、石油、液化天然ガス(LNG)でも市場
を揺さぶる買い手だ。中国需要の落込みはブラジル、豪州、カナダ、インド
ネシアやアフリカ諸国など資源国を確実に直撃する。資源国の景気は一気に
悪化し、資源開発に使われていた建設機械や鋼材、資源輸送用の貨物船需要 なども落ち込ませる。
世界経済は中国政府による「四兆元」の財政出動でリーマンショックから回
復した、といわれている。それだけ中国需要の効果が大きかったわけだが、
それが逆向きに働けば打撃はリーマンショック時以上に大きい。需要が様々
な分野に波及することによって増幅していく「乗数効果」は、需要が縮小す
る時にも逆の乗数効果となる恐れがある。世界の企業家の視線とマインドは
中国に向いているからだ。
2・余剰生産品の世界市場への注入
中国は需要以上に圧倒的な生産力を持つ。例えば、世界の鉄鋼生産能力の4
6%は中国一国にある。その能力が中国国内市場で消化しきれないために、
中国産の素材や最終製品がグローバル市場にダンピング輸出され、先進国メ
ーカーを苦しめている。中国が官民挙げて大増産した太陽光発電パネルのよ
ってドイツ、米国の主要メーカーは経営破綻に追い込まれた。中国の需要が
落ちれば、余剰生産能力はグローバル市場に向けられ、中国産の低価格製品
が原価割れで輸出されていくだろう。中国企業や地元政府、銀行にしてみれ
ば、赤字であっても工場が稼働し、モノが動いている方が雇用維持などの面
でいいからだ。かくして、中国産の余剰工業製品がグローバル市場を襲うこ
とになる。
3・金融危機の波及
金融分野の衝撃は読みにくい。中国の地方政府や傘下企業に対して外国の金
融機関はほとんど資金を貸していない。外銀は中国政府を一切信用していな
いため、直接の融資焦げ付きはない。だが、中国で銀行倒産が起きれば当然
グローバル金融市場でも焦げ付きが発生、さらに融資を受けていた企業の破
綻に波及することを通じて、金融不安が拡散する懸念がある。場合によって
は、先進国の投資ファンドが高利を期待して中国の銀行が組成した理財商品
に手を出し、巨額損失が出る可能性もある。中国の金融危機の波は先進国に
どう及ぶかは予想しにくいが、少なくとも金融機関への不信が高まり、米欧
系の健全な金融機関ですら資金調達に困り、経営が破綻する恐れもあること
を中国経済の実態が見えないだけに、中国経済の大失速が起こるのか否か、
また起こった時にどれくらいの衝撃となるか、正確にはだれも読めず不気味
といえる。
確実なのはリーマンショックでは、四兆元もの大幅な財政出動を行った中国
をはじめ、新興国景気の上昇によって短期的な落ち込みで済んだが、中国発
の世界経済の崩落を救うエネルギーを持った存在はもはや世界にはないこと
です。
世界第2位の経済大国となり、世界経済を牽引する主要なエンジンがトラブ
レば、世界経済は大津波の中でただ漂流するだけなのかもしれない。
2013年9月12日
探偵事務所8エイト
私立探偵 周六鳳結
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