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多聞言葉”シリーズ(探喫‐27)

体験・思想・知恵

 私たち人間は、いろんな“体験”を積み重ねながら成長する。“体験”は、その意味において、成長に欠かせないものである。

 だが、“体験”がそのままその人の成長へつながるとは思えない。なぜなら、多くの“体験”を重ねたからと言って、他の人よりも成長できているとは言えないし、同じ場にいて同じ“体験”をしていながら、その“体験”を活かして成長する人もいればそうでない人もいるからだ。

 では、“体験”を自らの成長につなげる人とそうでない人との差は、何から生まれるのであろうか?

 一言でいうと、その“体験”に対して、深く検証できているかどうかである。いくら“体験”をしても、その後に深く思考することをしなければ消化不良を起こすだけで、血肉にはならない・・・。つまり、その人の価値観の形成に何ら役に立っていないのである。

 企業で行う目標管理も同じである。「あるべき姿」を描き、「現状」との差を捉え、その差を埋めるために何をなすべきか、目標を設定する。つまり、「仮説(Plan)〜実践(Do)〜検証(See)」の経営サイクルを導入したとしても、うまく機能しているところもあれば、そうでないところもある。

 やはり、“体験”のあとの検証が拙いのである。

 どんなに時間をかけて立派な経営計画を立てたとしても、その仮説の実行可能性の検証がなされてない限り、実践でつまずく。仮に実践ができたとしても、そのプロセスの記録がなく、検証できなければ、次の仮説へのフィードバックができず、経営サイクルが機能しなくなるのである。つまり、“体験”から何も学べず、何も身につかないのである。

 まして今や、過去と未来が繋がっていない時代である。単に、テクニカル的な成功“体験”だと、未来の失敗の原因となる。むしろ、捨てなければならない・・・。ここでいう、

捨てるとは「次元を変えて活かす」という意味で捉えてみたい。

 つまり、“体験”の枝葉末節的な要素(ハウツー的な知識や経験のレベル)ではなく、本質的なものの見方や考え方といった要素(自己の人生の目的そのものに影響を与えるような思考のレベル)で捉えられるような思考である。

 自らの“体験”を通して、自らに問うべきは「この“体験”は、自らの価値観にどのような変化をもたらすのであろうか?」である。

 価値観とは、自分自身の生き様である。経営とは体験であり思想であり知恵だ。

CEOがこれを実践しなければ会社からは何も生まれない。

(H28.8.1)

失礼しました。内容が抜けておりました。

共通の価値観を持ち、超国家的アイデンティティを目指すEUの夢が、イギリスの
離脱により揺らいでいる。

<イギリスの流れ>
 0.国民投票の失敗(政治家・支配階級のおごり)
   ・キャメロン首相をはじめ、オバマさん、NATOのトップ、IMFの
    トップ等主たる政治家・トップ階層の人は残留を訴えたにも関わらず???
         ↓
   ・緊縮策の影響を受け、国の繁栄の分配にあずかることのない多くの英国人
    (中間層の下位グループ)のあおるポピュリズム(大衆迎合主義)の怒り
    の波にのまれている。

 1.離脱の理由
   ・主権の確保(EUから主権を取り戻す)
     選挙権で選ばれていないユーロ官僚が作った規制、規則でEU加盟国より
     力を持ち、加盟国の主権が制限される事のブロック
   ・移民の流入の管理
     EU加盟国間で認められている労働者の自由な移動の制限
   ・ユーロ経済圏の弱さ
       ↓
     離脱すれば
      ・主権の回復
      ・移民の制限
      ・経済の発展
       ↓
     グレートブリテンを目指すが、現実は?

 2.影響
   ・グレートブリテン(大英帝国)の復活ではなく、スコットランド・北アイル
    ランドの独立を刺激しリトルイングランドになる危機
   ・イギリスの最大産業である世界の金融センターであるシティの機能低下の危機

   ・EU離脱交渉まで2年〜3年かかると思われるが、この間の経済活動、政治
    活動の混乱
   ・イギリスを拠点としてEU全体の戦略を立てていた日本企業の影響

<EUの今後>
 ・結束か亀裂か欧州の岐路にあたり、共通の価値観を持ち超国家的アイデンティティ

  を目指す大欧州の歩みを後退させない為に、イギリスの良いとこ取りは許さない姿勢
  を打ち出している(これ以上離脱国を出さない為にも???オランダ、デンマーク、

  イタリア等)

(問題点)
  ・選挙で選ばれていないEU官僚がつくった規制、規則が加盟国の主権により優先

   される事に対する替在的不満
  ・移民、難民に対する対応策の不備
  ・ドイツ銀行の不祥事、ギリシャ危機等金融問題の再燃懸念
  ・ドイツ、フランス主導に対する不満
    特に経済はドイツの一人勝ちに対する不満
          ↓
  グレートヨーロッパを目指すがリトルヨーロッパになる危険性

<資料>
 
http://m.mkmail.jp/l/i/nk/ihmafn0qd7ao

 このようにイギリスのEU離脱問題を政治家が責任を持つ議会の決定ではなく、国民

 投票にかけるという愚作の結果(政治家の責任放棄)ヨーロッパ全体の政治・経済・

 軍事バランスを崩す事になってしまった。
 その影響は現時点では未知数であるが、リトル・イングランド、リトル・ヨーロッパ

 にならない様に各国政治家は責任を持って行動してもらう事を期待する。

 政治家はグローバルな視点と正しい国家観の基、国民をより高いステージに導くため、

 政治家の責任として辛い正しい決断とリーダーシップを発揮すべきであり、間違っても
 今回のイギリスのようにEU離脱問題を国民投票にかけるというポピュリズム(大衆迎
 合主義)的政治を行うべきではない。

115.80

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”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐25)

聞く力

 

ZSK意見交換会は既に第四回まで終え「次回の意見交換会は公益社団法人全日本マネキン紹介事業協会までお問い合わせください。03−3253−5775」

 同じ境遇にある仲間たちと、経営者として必要とされる課題に向き合い、自らの意見を述べたり、他の人たちの意見を聞いたりすることは、たいへん刺激的であると同時に楽しい時間でもある。

 最近、経営におけるコミュニケーションの重要性を良く耳にする。グループ討議のいいところは、そのコミュニケーション能力が高まることである。つまり、“聞く力”と伝える力が身につくのである。

 先ず大切なのは、“聞く力”であろう。相手の話を聞きたいというのは、相手の事をもっと知りたいという気持ちの表れである。だからこそ、相手も同じ気持ちになり、お互いの心の琴線に触れ合い、信頼関係が生まれる・・・。

 相手の話に耳を傾けること、聞くことの目的は二つある。一つは、相手の心に触れ、相手を理解するためである。相手が変な要求をしているように見えても、よく聞くと自分の立場を理解してもらいたい一心に過ぎなかったりすることも多いのだ。

 もう一つは、学ぶためである。小生は、ずっと提督として軍艦レストランのお手伝いを通して、多くのお客様と触れ合うことができ、お客様の悩みや生き様などを聞く機会があり、料飲代を頂きながら多くのことを学ばせて頂いたと思っている。これは今、人材デパート的な仕事に関わる中で、もの凄い財産となっている。正直、恩返しをしようにも、し足りないぐらいである。

? 先ずは、聞く姿勢を持つこと。(関係者の話を聞く時間を定期的に設定してみるの

も妙案であろう)

? 相手の立場に立って考え、質問すること。(相手を人間として尊重し、共通項を探

してみよう)

? 「行間を聞く」という姿勢を持つこと。(話している言葉の背景にある感情などを

読みとろう) 

以上の3点を考慮しながら、“聞く力”を養いたいと思う。

 (H28.7.18)