エノテカさんより投稿『サー・バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド』

シャトー・ムートン・ロスチャイルドは、元々ロスチャイルド家が所有していました。しかしフィリップ男爵は、ロスチャイルド家の一員としてシャトーを発展させることを約束されていたわけではありません。

パリで生まれ育った彼がシャトーに訪れたのは、第一次世界大戦中のパリから疎開した16歳が初めて。その際にボルドーでの田舎暮らしを、過保護に扱われていたパリ暮らしよりも心地よく感じ、戦争が終わった後もしばしば訪れたそうです。

そうこうしているうちに、フィリップ男爵はブドウ畑に魅入られていきます。そして同時に、シャトーが荒廃していくことを感じ、ブドウ畑に興味のない父アンリに経営を自分に任せてくれと直談判したのです。

かくして、後に世界のワイン産業を牽引することになるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドの誕生です。フィリップ男爵、弱冠20歳の時のことでした。

古き慣習との決別

シャトーの経営者として着任したフィリップ男爵は数々の改革を行い、シャトー・ムートン・ロスチャイルドの品質を著しく向上させました。その改革の幾つかはワイン業界にとっても革命的なことでしたが、特に影響が大きかったのが「生産者元詰」。

20世紀初頭まで、生産者はワインを樽で販売し、それを買い取ったネゴシアン(仲買業者)が瓶詰めを行うのが伝統的な慣習でした。しかし、悪質なネゴシアンは他のワインを混ぜたり水で薄めるなど、まさに水増しをして販売していました。

そのためフィリップ男爵は、ネゴシアンに瓶詰めを任せていては、どれだけ良いワインを造っても消費者に届くワインの品質を保証できないと考え、シャトーで瓶詰めを行い始めました。これは瓶詰めしたワインを保管しておくセラーをはじめ、ラベルやコルク、出荷用のケースなど膨大な準備が必要になり、言葉で聞く以上に大変なことです。

しかしボルドーでは1924年、ワインビジネスに参画してから僅か2年ほどのフィリップ男爵が周囲のシャトーに呼びかけて始めたことでした。若い新参者だからこそ、既存の枠組みに疑問を抱き、実現できたことかも知れません。

消費者を裏切らないための格下げ

90年代に普及したセカンドラベルや、ブランドワインの先駆けともいえる「ムートン・カデ」もフィリップ男爵が生み出した革新的なアイデアでした。

ムートン・カデが生まれたのは、ボルドーが歴史的な悪天候に見舞われた1930年のこと。不作のブドウで造った低品質なワインを「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」の名で販売しては、消費者の信用を失ってしまうのではないかとフィリップ男爵は懸念を抱きます。そこで、法的に格下のACボルドーとしてワインを販売することに決めました。

今日でも、生産者は自分たちの看板を掲げるに値しないと判断した不作年のワインを格下げして販売することはありますが、そんなことをしているのは極一部の優良生産者に限られます。1年間苦労してブドウを育てたにも関わらず、その年の収入が数分の1になってしまう決断になるからです。

そんな決断を、現在ほど品質本位のワイン造りが行われていなかった1930年当時に出来たのは、フィリップ男爵が自分のワインに誇りを持ち、消費者のことを第一に考えていたからに他なりません。

そのため、リリースの際にはムートンと間違われないようにムートン・カデ(ちびムートン)とわかりやすい名前をつけ、さらにラベルも慎重にデザインしたそうです。

このムートン・カデは手ごろな価格と美味しさで大ヒット。その後は買いブドウから造るブランドワインとして、シャトーの財政を支える存在となりました。今では150カ国以上で楽しまれる世界で一番飲まれているボルドーワインです。

このようなフィリップ男爵の数々の努力が実り、1973年、シャトー・ムートン・ロスチャイルドはボルドー・メドック格付けの歴史上唯一となる昇格を果たします。フィリップ男爵がシャトーの経営を引き継いでから約50年後、71歳の時のことでした。

飽くなき情熱

悲願の1級昇格を果たした後も、フィリップ男爵のワイン造りへの情熱は冷めることはありませんでした。1979年にはカリフォルニアで、ジョイントベンチャーワインの先駆けであるオーパス・ワンを生み出します。

カリフォルニアワインがフランスワインに勝利した、かの有名な「パリスの審判」が1976年だったことを考えると、フィリップ男爵の先見性とチャレンジ精神には驚かされます。

カリフォルニア側の協力者は、カルフォルアワインの立役者ロバート・モンダヴィ氏。生まれも育ちも全く異なる二人でしたが、ワインに対する情熱が二人を繋ぎ、すぐに意気投合したそうです。

ロバート・モンダヴィ氏はカリフォルニア最高のブドウを提供、フィリップ男爵は当時のシャトー・ムートン・ロスチャイルドの醸造長を送りこむなど、惜しみなくボルドーの技術を提供し、オーパス・ワンが誕生しました。

結果としてこのプロジェクトはボルドーの最新技術をカリフォルニアに伝え、カリフォルニアワイン産業の発展にも貢献。そしてその後続々と、カリフォルニアに進出するフランスの生産者も増え、ジョイントベンチャーワインも世界中で誕生することになりました。

継承される熱き想い

フィリップ男爵は1988年に亡くなり、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社は男爵の娘へ。そして今では3人の孫たちに引き継がれています。しかしフィリップ男爵の情熱は、今も脈々と継承されています。

例えば、男爵の造ったムートン・カデは様々な農家が栽培した買いブドウ100%で造られていましたが、2004年に改革に乗り出し、2015年には全てのブドウが契約農家から供給されるようになり格段にクオリティが向上しました。

フィリップ男爵の熱い想いが、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社を革新的なチャレンジを続ける世界屈指のワインメーカーたらしめているのです。

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『紙こより画とは人生そのものだ』中田伸吾

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紙こより画の法則

紙こより画とは人生そのものであると創始者の中田伸吾先生は延べられております。よって今回はその人生について話したいと思いますのでご指導願います。

専門書の中でよく使われる言葉に、「法則」というのがある。

いわゆるビジネスモデルでもそうだが、一定のモデル(仕組み)の前提には必ず基本的な考え方、つまり法則と呼ばれるものが存在しているといえる。

法則とは、「一定の条件下で、事物の間に成立する普遍的、必然的関係」をいう。(「因果の法則」「遺伝の法則」など)

周囲の優れた経営者をよく観察すると、自らが関わる事業において機能している法則なるものを自らのルールとして認識し、意思決定している人が多いことに気づかされるだろう。

十数年前に購入していた書籍、『史上最強の人生戦略マニュアル』(フィリップ・マグロー 著、勝間和代 訳)を再読している。

その中に、「誰もが自分自身の人生に責任がある」にも関わらず、自分自身の人生と真剣に向き合わず、自分をダマして、自己欺瞞の中で生きているのではないかと問題提起をしている。

そして、自分自身の人生に主体的に関わり、生きていくためには、自らの人生戦略(LIFE Strategies)を描くべきだと説いている。さらに、そのためには人生戦略に必要不可欠な“人生の法則”を学ぶべきだとし、次の10の法則を紹介している。

  • 人生の法則❶ 「ものがわかっているか、いないか」
  • 人生の法則❷ 「人生の責任は自分にある」
  • 人生の法則❸ 「人はうまくいくことをする」
  • 人生の法則❹ 「自分が認めていないことは変えられない」
  • 人生の法則❺ 「人生は行動に報いる」
  • 人生の法則❻ 「事実なんてない。あるのは認識だけ」
  • 人生の法則❼ 「人生は管理するもの。癒すものではない」
  • 人生の法則❽ 「私たちは自分の扱い方を人に教えている」
  • 人生の法則❾ 「許しには力がある」
  • 人生の法則❿ 「自分が求めているものを知り、要求する」

以上である。さすが、法則!なかなか味わいの内容である。

著書の中では、10法則の他に、人生戦略達成のための「目標設定の仕方」や「成功のための要素」などが書かれてある。

結構なボリューム(p429)と内容の濃さがあり、読み応えがある本である。良かったら、一読願いたいと思う。fd3f98d4bd5deff384c8bc3c9e38b0b0

(R3.8.9)

神戸市北区在住の日本画家谷口亮悦さん(98)が、兵庫県丹波篠山市の城下町にある武家屋敷をモチーフにした自作の日本画を同市へ寄贈した。今後、市本庁舎内に飾られる。(堀井正純)

谷口さんは農業のかたわら、48歳から絵筆を握った。風景画を得意とし、今回の作品「武家屋敷」(縦80センチ、横117センチ)は、現地でのスケッチをもとに2年前に制作。所属する団体の展覧会へも出品した。d_14387500

一社)大阪ふうせんバレ-ボ-ル普及会 会長 石井勝治

 

バルーン( 風船 ・ ふうせん )バレーボール 8月のお知らせ     2021・8・2

みなさん、また緊急宣言のでたコロナ禍2年目の夏、お元気ですか。

予防の対策は、続けてますね。室内での熱中症にも、気をつけてください。fa8d06d7-b7b8-49f1-ae9e-b1e400f1888cdf73e5b5d75721c5ffc849aa0dbb9430

昨夏、熱中症で亡くなられた1627452622438 (004)選手の関係者から、注意するようご連絡いただきました。

                                                                

 

11月21日(日) 第15回関西大会 舞洲障がい者SC 体育館 10:00~ 予定

先月、みなさんからのご連絡は、以下のようになりました。

会員の申し込み考えて、関西大会の参加も予定は、4チーム。

会員の申し込みはしないが、関西大会の参加は予定、7チーム。

  • 「もう少し詳しい説明をしてほしい。」 、とのご連絡が多数ありましたので、

全チームに改めて案内書・申込書などを送付します。

                                                                                                  

ニュース

◎ 長居障がい者SCの練習会は、9月中旬以降を予定しています。

 

◎ 豊中・まちかねワニチームは、1日(日)に3チームで練習、次回は9/23(祝)を予定。

練習の場所が変更されてますので、確認してください。

 

  • 各チームの練習用に、用具一式・小型ネットなど貸し出してます、ご連絡ください。

                                                                  

“  ふれ愛 ♡  ささえ愛 ♡  笑い愛 ♡  ” を大切にしています!

普及会のホームページ、「大阪ふうせんバレーボール普及会」検索か

https://www.balloonvolleyball.org/ 」、ご覧ください。

                                                               

 

「風船バレー用品・予算など相談可     ◎ お問合わせは、下記にお願いします。

風船(直径40㎝)1個150-鈴1個50-    (一社)大阪ふうせんバレーボール普及会 会長 石井勝治

風船5個750+〒140=890円+10%          〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-17-5-637

風船5個750+鈴10個500+〒205=1455円+10%    Tel/Fax 06-6815-3523

 風船50個入1箱・鈴50個入1袋、別途価格    (MP-mail)ishiii. 1413 @ docomo. ne. jp

ポンプ600円ゲージ300円,1200円,ゼッケンは別途」  (PC-mail) ishkatsu @ yahoo. co.jp

 

”多聞言葉”シリーズ(探喫21‐32)

Portrait of Gachet

連休中に、『大絵画展』(望月諒子 著)という光文社文庫本を再読したが、その中に“医師ガシェの肖像”について書かれていたので紹介したい。

フィンセント・ヴィレム・ゴッホ(1853~1890年)は、オーストリア出身の精神科医、心理学者で、フロイトおよびユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した一人であるガシェ医師は「人は目的のもとに生きている、幸せになるには勇気を持つ」というテーマからなるアドラー心理学を創始した。

ゴッホは、その作品“医師ガシェの肖像”を完成後一か月で拳銃自殺している。

  • 紙こよりの会員としての人間観の確立

「人間をどう見るとか」という人間観において、「人間を肯定的に見て、人間には無限の可能性がある」と説いている。

  • 未来絵画の視点を持つこと

「過去の原因を問わず、未来に向けて何ができるかを模索するもの」である。

  • 「勇気づけ」で組織を元気にすること

「人間の可能性を信じることによって、紙こよりの会のコミュニケーションがよくなり、モチベーションが上がる」としている。

アドラー心理学は人間を肯定的に見ようとするので、一人ひとりの可能性を引き出すのに非常に効果的なのである。

「令和は再構築の時代である」と言われているが、そのためには先生方にも営業マインドの再構築が求められるという。

その時の大きな課題として、「尊敬・“信頼”・共感・協力」といったものに基づく人間関係へとものの考え方、価値観を変えることができるかどうかである。

4つのキーワードの中で、“信頼”について考えてみたい。

代表者が会員をいかに“信頼”するか・・・。その時大切なことは、「期待」だという。

アドラーはあらゆる形で否定的な人間観を捨て、肯定的な人間観を持つことを強調している。否定的に見られがちな劣等感についても「健全な向上心につながるきっかけになる」と言っている。

アドラー心理学は非常にポジティブである。アドラーは、未来に向けて進化しようとする人間の意思に“信頼”を置き、それを肯定している。

そして、「“信頼”は人間を前に進ませる大きな力となる」という。

(R3.8.16)

紙こよりの会代表中田伸吾先生より忠告

今般の美術業界も厳しい状況にあり紙こよりの会登録者のところへ

ヨ-ロッパの美術館や巨匠の生誕祭などの名を配して何々賞受賞

おめでとうございます。との案内が多発しております。社名は色々ですがア-トがつく会社が多く各社ともにア-トなんやらとつく他社とは一切関係ありませんとの注意書きがあります。各先生方は、十分注意して対応されたいとのことです。まずは応募もしてないのに勝手に賞が転がり込んでくるのがおかしいと申しておられます。

 

鳳彩庵龍雲画伯より寄稿

20210719_1048011627452622327 (003)1627452622402 (003)1627452622438 (004)多聞言葉”シリーズ(探喫21‐28)

GRIT

“GRIT”とは、「やり抜く力」のことをいう。

  • 度胸(Guts)、② 復元力(Resilience)、③ 自発性(Initiative)、④ 執念(Te

nacity)の頭文字を取ったもので、アンジェラ・ダックワース教授(ペンシルベニア大の心理学者)が提唱した概念であり、IQ(知能指数)よりも人々の成功に寄与するとされている。

小生は、「未来絵画=墨字絵隊」などの実演で、その成功の秘訣を問われると、必ず、「成果が出るまで、やり続けることだ」と答えている。まさに、教授がいうところの“GRIT”がポイントだと言える。

ドイツの詩人・ゲーテ(1749.8.28~1832.3.22)は、様々な名言を残しているが、次のような言葉がある。

「人間にとってもっとも尊ぶべきことは、はっきりと自覚した目的を持つことと決断、さらに実行である」。

目的を明確にして、決断・実行すること。つまり、“GRIT”(=やり抜く力)である。では、“GRIT”を伸ばすためにはどうすればいいのだろうか?

次のようなことが考えられる。

  • 興味があることに打ち込む
  • 入念な計画を立てる(短期だけでなく、長期目標も)
  • 失敗を恐れずチャレンジし続ける
  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 言い訳をしない
  • “GRIT”がある人のいる環境に身を置く
  • 励まし合えるパートナーを持つ

“GRIT”(=やり抜く力)は、冒頭で述べたように、アメリカでは現在、芸術家世界、教育界や産業界をはじめ、さまざまな分野で反響を呼んでいるという。

SDGs(持続可能な開発目標)もそうであるが、“GRIT”は今の時代環境において求められる価値観の一つなのだろうと思う。

良い“GRIT”を形成する要素として、次のような言葉が挙げられる。

  • 情熱、② 幸福感、③ 目標設定、④ 自制心、⑤ リスクテーキング、⑥ 謙虚

さ、⑦ 粘り強さ、⑧ 忍耐。

「多聞式目標管理」を徹底して実践するとき、いずれも大事にしている要素である。さて、あなたの“GRIT”はどんな要素で支えられていますか。

鳳彩庵龍雲(R3.7.19)20210718_010033紙こよりの会中田伸吾代表より2022年度には帝都にて紙こより画の個展の開催を企画創造中とのことで中田伸吾さんのファンの方には任意の寄附を求められております。口座等はまだ開設されておらず本人に℡の上その旨を確認願いたい。09090985557中田伸吾

尚、鳳彩庵龍雲先生の作品についてのお問い合わせ購入等の件に関しましても同様の番号にお問い合わせください。近日発売情報入電『鳳彩庵龍雲作の二連一対作品“(^^♪音符號”』先ずは書き流しで見ていただいて軸装または額装させて頂きます。もちろん裏打ちもさせていただき2作品で参拾萬圓でございます。令和参年9/24(作品の完成予定日は10/16)

 

 

シュア

67ac776bf127e0a45f9ce639693f709f”多聞言葉”シリーズ(探喫21‐26)https://tsumugu.yomiuri.co.jp/horyuji2021/

聖徳太子生誕1400年記念祭開催中20210710_18065520210719_18074720210822_003018

シェア

“シェア”という言葉をよく見聞きする。良好な人間関係を維持するための基本となる概念の一つであろう。

以前にも紹介したが、『未来を共創する絵画チームをつくる』(中田伸吾 著)の中に次のような一節がある。

“社会貢献度の高い団体”を牽引しているトップのイメージとして、

「私の頭の中では、カリスマ的な牽引力のある力強いリーダーを想像しています。ですが、最近とみに、その想像が外れます。社会貢献度の高い団体ギラリ-8とは貸しギャラリ-です。のトップは、あまりぎらぎらした雰囲気を持っておらず、どちらかというと、穏やかな空気を身にまとった方が多いと感じます」と・・・。全く、同感だ。

ある書物によると、「人との関わり方」ついては、大きく次の3つのタイプに分類できるのだという。

  • ギバー(与える人)・・・自己犠牲を払っても他人に対し惜しみなく与える人(見返りを求めない)
  • テイカー(受け取る人)・・・自分が与えるのではなく、まずは自分が受け取ることを優先する人(受け取る目的を達成するために与える)
  • マッチャー・・・与えることと受け取ることのどちらを優先するのではなく、損得のバランスを取ろうとする人。(人間関係の損得は五分五分であるべきと考えバランスを取る)

そして、以上3つのタイプの中で最も成功する確率が高いタイプは①のギバー(与える人)であるという。その理由は、ギバーが蓄積する“感謝貯金”にあるという。

そこで、組織における“シェア”の精神について考えてみたい。

ここでいう“シェア”とは、「自分が持っているものを分け与えること」をいう。

自分が持っている情報、ノウハウ、経験・・・。これらを、いかに惜しみなく与え、“シェア”できるか。

イメージしてみよう。強烈な“シェア”の精神を持ったギバーが集う組織とはどんな組織であろうか?

組織を構成するメンバー一人ひとりが、「自分が取る」ではなく、「他の人や組織に与える」という精神が組織の共通の価値観となるであろう。

何か刺激的な、良い体験をしたときには、それらを「“シェア”したい」「組織のメンバーと共有したい」と、メンバーの顔を思い浮かべる日々が多いことであろう。

コロナ禍という環境のときこそ、“シェア”の精神を培うチャンスではないだろうか・・・。

(R3.7.5)

”多聞言葉”シリーズ(探喫21‐27)

SDGs

“SDGs”(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals」という英語の頭文字を取った略称である。「持続可能な開発目標」と訳されている。

“SDGs”は、2015年9月25日の第70回国連総会で採決された、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」という文書の中にある。日本語では、外務省のホームページに掲載されている。

“SDGs”が採択されてから5~6年経つのだが、コロナが蔓延したせいもあるのだろうか、“SDGs”に関心を持ち始め、研究している企業が増えているという。小生もその一人であるが・・・。

アフターコロナ後、「時代環境はどう変わるのか?」「その結果、企業はどのような経営課題と向き合うことになるか?」などと、経営計画を策定するにあたっての要件を考えているうちに、“SDGs”の中にこそ、企業が取り組むべき課題、その答えがあるのではないかと確信したからだ。

“SDG”は、持続な可能な世界のための「17の目標(ゴール)と169のターゲット」(外務省のホームページ参照のこと)からなっている。

17の目標には、「こういうふうに行動し、こんな状態になりたい」という内容が書かれており、未来像を描いているという意味で、「ビジョン」である。そして、それを実現するために、具体的にどうしたらよいかという「行動目標」が169のターゲットだと考えてよいだろう。

では、多くの経営者が“SDGs”に関心を示す理由は何だろうか?次の3つの魅力を感じているからであろう。

  • 新事業開発や既存事業の拡大につながりそうだ。(利益の原動力)
  • 新たな人材獲得のための武器になりそうだ。(若い世代の関心)
  • コミュニケーションツールとして有効だ。(国際的な共通目標、「御旗」の効果)

このように、企業の成長戦略を描くときに大変参考になるのだが、カギとなる考え方

は「持続可能性(サステナビリティ)」であると考える。

故に、“SDGs”に取り組もうとするとき、「自社の持続可能性を支える強みとは何か?」を、まず検討してみる必要がある。

そしてその上で、「17の目標と169のターゲット」の中から、自社の強みを活かせるテーマを抽出するとよいだろう。つまり、あれもこれもではなく、「やること」と「やらないこと」をしっかりと検討し、選択することが大切だと思う。

私たち人類が「共有すべき未来」のためにも、“SDGs”に深く関心を持ちたいと思う。

(R3.7.12)