ジ・オ-プン(シンジョウフィ-ルド)1026

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大会幹事長より入電(本年度開催予定地東条新庄フィールドは敵艦載機による波状攻撃にて大破炎上中よって本大会は中止、なお次期大会に向けて練習ラウンド参加希望者はヤシロアンドリュースにて若干募集中です)

”多聞言葉”シリーズ(H25.9.9)アンケート

”多聞言葉”シリーズ(キハ‐51)

アンケート

 東京でタクシーに乗ったら、座席前の小冊子が目についた。

 パラパラとめくっていると、「“アンケート”の5段階で、4をつけたお客様はもう来ない」という文章が目に入り、読んでみると納得・・・。

 「あなたの仕事への“アンケート”を読む時、5段階評価で5以外は読む必要がありません。4も1も同じくアウトです」

 5段階評価をするとき、イ、5の評価をする人とロ、1〜4までの評価をする人の2種類に分けられるという。そして、4をつけるか1をつけるかは、書く人の優しさの問題なのだという。一番大きいのは4と5の差であり、4と1の評価には大差はないというか、同レベルだと考えた方が判断を誤らなくてよいのだという・・・。

 この考え方は、たいへん共感できる。小生も、セミナーを主催することや、講師をする機会が多く、“アンケート”を頂くが、5の評価の数や割合が気になるところである。それと、5の評価をする人でコメント欄に感想まで述べている人がいたら、有難いと同時に、その後の縁のつながりも感じたりする。

 もう一つ気になる人は、1と2(やや不満、大変不満)の評価をする人。後学のために、その理由を聞いてみたいと思うが、残念ながらコメント欄を書く人はほとんどいない。自らの反省のセンスを磨くしかないか・・・。

 “アンケート”に限らない。日頃の会話の中でも、似たようなケースをよく見かける。「どうだった?」「うーん、まぁまぁかな・・・」。「どうする?」「考えておくね・・・」。これらは、基本アウトなのである。

 さて、“アンケート”の結果は、どれくらい上手く活用されているのだろうか?

 5段階評価の“アンケート”は、上記の通り、白黒がハッキリせず、曖昧な感触を得ただけで終わっているのではないだろうか。

 じゃ、「良い」「悪い」の二択はどうか。明確な回答を得られるのでいいと思うが、遠慮が働いて、回収率が悪そうな気がする。

 考えてみると、5段階評価も二択評価もクローズドな質問で、ある意味において事実の確認はし易いが、限定的で、押し付けがましいところがある。できれば、“アンケート”の様式は、自由な意見をもらえるオープン・クエッチョン(=5w1h)を問う方がいいと思う。でも、もっと回答率が悪くなるか・・・。

 今年も、陸海軍軍歌軍装全国大会の開催日(10月19〜20日)が近づいてきた。過去にもたくさんの“アンケート”を頂いているが、活かされてきたのだろうか。たくさん、好評の“アンケート”をもらえるよう、祈りたいと思う。

(H25.9.9)

トルコ・イスタンブール

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こうして遭難者に対する支援が政府をあげて行われ、69名の生存者は一旦東京に送られ、遭難事故の20日後の10月5日に東京の品川湾から出航した日本海軍の「比叡」と「金剛」により、翌年の1891年1月2日にオスマン帝国の首都・イスタンブルに送り届けられた。なお2隻には、秋山真之ら海兵17期生が少尉候補生として乗り組んだ。

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比叡
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金剛
これはエルトウルル号遭難事件において懸命の救助活動を行った今の串本村民500名ほどの貧しい村で生存者69名の料飲や衣料(オスマン帝国人は大柄なのでちんちくりんで笑いが出たが着物なので何とか、)をそれこそ村民全員が今この時のためにとあるだけのものを持ちより体力の回復にあたったのです。
その後(約100年後1985イランイラク戦争時)最後の飛行可能のトルコ機弐機に邦人205名を乗せイスタンブルへこの時トルコ人は500名以上残っていたが、我々は陸続きなので歩いてでも帰れると日本人を優先したのである。このような国に対し猪瀬知事の発言はいかがなものかと思える。即刻トルコ・イスタンブルに対して丁重に謝罪したのであろうか。        周六 鳳結

“多聞言葉”シリーズ(キハ50)

”考える言葉”シリーズ(キハ‐50)

考え抜く

 今月も、二日間のGT3会議を終えたばかりだ。この会議の目的の一つは、“考え抜く”ことができる人材の育成にある。

 「2日間も会議に費やすなんて、勿体ない!」という声を耳にする。恐らく「2日もあれば、かなりの仕事がさばけるだろうに・・・」という思いであろう。

 しかし、果たしてそうだろうか?私が見るかぎりにおいて、目先の効率ばかりを優先し、あたふたと余裕のない仕事をしている企業や人ほど生産性を上げることができずに苛立っているようにみえて、しょうがないのだが・・・。

 ハウツー(他人の思考)ばかりを当てにして、効率よく仕事をさばいてばかりいると考える力が低下する。そうすると、問題はつねに先送りする体質ができて、ストレスが溜まり、働く意欲までもなくなり、いずれ虚脱感に陥る。

 今回の考えるテーマは、「私たちの課題と責任とは何か?」・・・。

 一人ひとりに、「?組織、?部門、そして?自分」という3つの視点から「課題と責任」について考えてもらい、面談をし、もう一度練り直してもらって、全体の場で発表をしてもらった。

 「課題と責任」を“考え抜く”、そのベース・拠りどころとなるのは、もちろんIG理念である。共有すべきベースがあって、それぞれが考えたものはお互いの思考を刺激しあう材料となる。発表し、議論しあうプロセスは、まさに衆知を集める機会となる。

 「あなたが掲げた課題と責任は、私のそれと本質のところでは一緒だと思う。どうだろう、協働でやろうよ!」

 「残業の撲滅?それは分かるけど、そのための課題って何だろう?」

 「目立たないけど良い芽があれば、それを伸ばし、大きくする。そういう課題もあっていいよね・・・」

 「言っていることの重要性は分けるけど、それってあなた自身の問題意識なの?」

 それぞれの考えを発表し、徹底して議論しあう環境をつくることは大切である。組織に対する関心を共有でき、ホンネで話せるようになる。それに、お互いの考えていることが分かり合えれば、お互いの役割を認め合うこともできるようになる。

 GT3グループの「GT」とは「衆知」という意味である。「衆知を集め、世のため人のためにいい仕事をしよう」という想いを込めている。

 一人ひとりの“考え抜く”力が、衆知となる。そして、組織が一丸となって戦える、いわば総力戦の基盤ができるのである。

 「課題と責任」というテーマは、“考え抜く”には良い材料である。

(H25.9.2)