提督の体重 116.00

”多聞言葉”シリーズ(キハ‐60)

結果

 “結果”とは、ある原因や行為から生じた状態をいう。

 つまり、ある行為を行うと必ずある一つの“結果”が生じるのである。「“結果”に一喜一憂する」という言葉があるように、好むと好まざるに関係なく、行為の報いを受けることになる。

 人生や経営にとって「“結果”という概念にどう向き合うか?」ということは、大変重要なことだと考える。そのアプローチを二つの点から考えたい。

 (1) 一つは、“結果”をイメージし、働きかけること。

 できる人だったら誰もが行っている仮説思考は、まさにそれだ。「どんな行動を取ると、どういう“結果”になるか」、それがイメージできている人とそうでない人では差が生じて当然だ。

 本来、経営とは未来からの逆算だと考える。あるべき姿(=結果)を描き、それを達成するために経営資源(=原因)を、いかに環境に条件付けするかを考える行為である。この考え方を大事にして、目標管理を徹底してやり続けると、仮説の精度が良くなり、意思決定の必然性が高まること相違ない。

 (2) もう一つは、“結果”から素直に学ぶこと。

 “結果”に対して反省と検証をしっかりやることは、その後の自己成長にとって大切なことである。特に、失敗という“結果”は本当に様々な学びの機会を与えてくれる。大切なことは、自己責任である。他人のせいにしてしまったら、すべてを台無しにしてしまう。

 「原因と結果の法則」が働いている以上、世の中の道理をすべて知り尽くして行動をしていたならば、実際に思い通りになっているはずで、いつも成功しているはずである。失敗の原因は何か?対人関係か、競合相手か、自己管理の問題か・・・。慢心や傲慢、心の状態もあったはずだ。きっと、自分の中に・・・。少なくとも、自己を肯定できる材料は一つもないと考えた方がよい。つまり、自己否定の材料を見つけ、新たな自己を発見していくチャンスである。

 以上の視点で、“結果”について考えて見ると、「仮説〜実践〜検証」という経営サイクルは、「“結果”から始まり、“結果”に帰する」行為で、そのプロセスにおける行動管理がいかに大切であるかが分かる。

 行動とは、期待する“結果”にたどり着くように、自らが主体的に他へ働きかけ、良好な関係性をつくっていく行為である。

 “結果”は、本当に学ぶ機会である。事実を素直に受け入れたいと考える。

(H25.12.16)

探喫8にWINE8が仮オープン

NEC_2239.jpg 2013/12/13 15:59

今回は来年三月までの限定オープンです。阪急8番街不二家まえ
前オ−ナ−の店の名前のままになってます。サナーレ『イタリアン』

この看板が目印です
表 営業中 裏 探偵中探偵業務に出てるときはお店は休みだよ

御しらせ

NEC_0066.jpg

長く中崎を離れておられた方にお知らせがあります。

太陽艇壱號艦は現在中崎港に停泊していません。

永い外洋航海に出ておりますので悪しからずです。

提督の体重116.45キログラム『停滞気味』

”多聞言葉”シリーズ(キハ‐58)

時間

 「Time is money(時は金なり)」・・・。かなり小さい頃からの教訓である。

 他にも、「光陰矢のごとし」とか「少年老い易く学成り難し」など、“時間”の浪費に対する戒めの言葉をたくさん教えてもらって生きてきたのだが・・・。

 「時間=お金」。だが、どうだろう?感覚的には、若いときは圧倒的に「時間<お金」で、だんだん齢をとってくると「時間=お金」or「時間>お金」って感じになっていくのだろうか・・・。だが、現実はどうだろうか?両方とも、大切な資源であると分かっていながら無駄にすることが多く、反省することしきりだ。

 今、注目を浴びている経営手法にM&A(合併と買収)がある。そして、最近よく耳にするのが、「M&Aは、“時間”をお金で買う戦略である」という言葉だ。変化の激しい時代であり、スピードが要求される。確かに、M&Aよって事業の成果を出すまでの時短ができれば有難い話である。

 ふと思ったが、買う側が「“時間”を買う!」ということなら、売る側は「“時間”を売る」ということになる。もちろん厳密にいうと、過去に費やしてきた“時間”によって得られた成果に値段がついたわけだが・・・。同じ“時間”を費やしてきていながら、びっくりするほどの大金を手にする人もいれば、債務超過で引くに引けない人もいる。ここに、マネジメントの難しさがある。

 「時間こそ真に普遍的な制約条件である」とは、ドラッカーの有名な言葉である。しかし、人は“時間”を管理する用意ができていないという。どうだろう・・・?最近の一ヶ月でもいい。自分がどのように時間を過ごしたか、どれだけ正確に把握している人がいるだろうか・・・。

 “時間”の管理は継続的かつ体系的に行う必要があるという。?継続的に“時間”の記録を行い、?定期的に仕事の整理を行う。そして、?自由になる“時間”を大きくまとめて使う。?重要な仕事については期限を設定する。

 いかに成果をあげ、成長するか。そのプロフェッショナルの条件の一つとして、ドラッカーは「汝自らの“時間”を知れ」と語り、“時間”を管理することに重要性を説いている。

 「悔いのない人生を送る」という言葉がある。それは、自分の“時間”をいかに使い、生きるかということであろう。

 最近、よく思うことがある。自分が費やしてきた“時間”に未来の人はどれほどの価値をつけてくれるのであろうかと・・・。「過去に感謝し、未来に責任を負う」という気持ちを持って仕事をしていれば、結果はついてくると信じていきたいと考える。

(H25.12.8)