長崎のBIGBOSSより投稿

”多聞言葉”シリーズ(探喫21‐48)

お元気ですか。

日ハムの監督に就任し、何かと話題となっている新庄剛志監督(49)。

高校時代の元同級生が、彼のことをこんな風に語っていた記事を読んだ。

「新庄は余り語らないタイプだったが、語るときは願望型の話はせず、

断定型の言い方をしていた・・・」と。

つまり、「プロ野球の選手になる!」と断定的に語り、

その目標を達成するために人一倍努力していたらしい。

有言実行の新庄さん、プロ野球を面白くするためにも、

頑張ってもらいたいですね・・・。

チャンスと脅威

表裏一体という言葉がある。「相反するものが大もとでは一つであること」を意味するのであるが、今回のテーマである“チャンス(機会)と脅威”はまさに表裏一体の関係にあるものだと考える。

その大もとは、環境の変化である。そして、その変化を「チャンスだ!」と受け止めることができる経営者とそうでない人、すなわち「脅威だ!」と受け止める経営者とに分かれる・・・。もちろん、前者が勝ち組となり、後者が負け組となってしまうのが世の常である。

そこで今回は、“脅威”と感じたとき、それを“チャンス”に変えるにはどうしたらよいのかを考えてみたいと思う。

まずは、表裏一体であるという自覚。つまり、「“脅威”を感じたら、そこに“チャンス”もある」と思うことである。

そして、その現実を受け入れること。「こんなはずはない」という思いを捨て、「ならばどうあるべきか」を徹底的に考え抜くことである。次のことを自問自答してみよう。

  • その“脅威”は本当に“脅威”なのか?
  • その変化は本当に事業にとってマイナス要因なのか?
  • その変化を逆にプラス要因にできないか?
  • 強みは生かされているのだろうか?
  • 強みをさらに発揮すると、状況は変わるか?
  • 変化にあった新たな強みを見出せないか?

「ビジネスチャンスは、“脅威”のすぐそばにある」という。

それは、私たちの慣習や思い込みが変化に適応できなくなったことを気づかせてくれるチャンスだといえよう。

そのためには、「あり得ない」「起こり得ない」と思うことを徹底気に検討してみる必要があるだろう。

  • 「あり得ない」などといって、脅威から目を背けていないか?
  • なぜ、「あり得ない」などと考えたのか?楽観的な願望ではないか?
  • 慣れ親しんだ慣習や常識に固執していないか?

ドラッカー曰く、「“脅威”は市場や顧客、知識など環境の変化を予告するもの。この変化をチャンスに変えていかなくてはならない」と。

今や激変の時代の最中である。この変化への“脅威”は、ある意味、変革への心理的な抵抗を克服するチャンスだと考える。

(R3.12.13)

Grab your coat and get your hat, baby
グラブ ユア コート エン ゲット ユア ハット、ベイビー

Leave your worries on the doorstep
リーヴ ユア ウォーリーズ オン ザ トアステップ

Just the life can be so sweet
ジャスト ザ ライフ キャン ビー ソ スイート

On the sunny side of the street
オンザ サニーサイド オブ ザ ストリート
Can’t you hear the pitter-pat
キャンチュー ヒア ザ ピッタパット

That happy tune is your step
ザット ハッピーチューン イズ ユア ステップ

Life can be complete
ライフ キャンビー コンプリート

On the sunny side of the street
オンザ サニーサイド オブ ザ ストリート
I used to walk in the shade with so blues on parade
アイ ユーストゥ ウォーク インザシェイド ウィズ ド ブルーズ オンパレード

But I’m not afraid baby, my rover’s crossed over
バッタアイム ナット アフレイド ベイビー マイ ロヴァーズ クロスドオーヴァー
If I never had a cent baby
イフ アイ ネヴァー ハド ア セント ベイビー

I’d be rich as Rockefeller
アイド ビー リッチ アス ロックフェラー

Gold dust at my feet
ゴールドダスト アト マイ フィート

On the sunny side of the street
オンザ サニーサイド オブ ザ ストリート

 

※ここまでの歌詞をもう一度繰り返し

”多聞言葉”シリーズ(探喫21‐49)

マネジャー

“マネジャー”とは、マネジメントを遂行する人のことをいう。

小生は、組織の一員として働く人間はすべて、セルフマネジメントという言葉があるように、“マネジャー”的存在しての自覚を持つべきではないかと思う。そこで、“マネジャー”の役割とは何かについて考えてみたい。

ドラッカーは、“マネジャー”には次の2つの役割があるという。

  • 「第一の役割は、部分の和よりも大きな全体、すなわち投入した資源の総和より

も大きなものを生み出す生産体を創造することである」

つまり、「1+1=2ではなく、3や4にしていく」ような、シナジー効果(=相乗効果)を生み出せるような協働体制を創る役割である。

  • 「第二の役割は、そのあらゆる決定と行動において、直ちに必要とされるものと遠い将来に必要とされるものを調和させていくことである」

つまり、組織をより生産的にするために現在と未来のバランスを考えつつ、常にイノベーション機会を考える役割であるといえよう。

具体的には、次の5つの仕事が考えられる。

  • 目標を設定する
  • 組織をつくる
  • 動機づけをし、コミュニケーションを行う
  • 評価尺度を設ける
  • 人材を育成する

では、上記のような役割と仕事を担う“マネジャー”として必要とされる資質について考えてみたい。

ドラッカー曰く、「一番大切なのは、真摯さ(integrity)である」と。

真摯さとは、まじめで熱心であること。そして、私利私欲を交えず、真心を持って人や物事に対することである。

これは、単に知識を増やし、経験を重ねたからといって身につくものではない。ものの考え方、価値観の学習を心がけるべきであろう。例えば、松下幸之助さんとか稲盛和夫さんのような優れた経営者から、その生きざまを学ばせてもらう。あるいは、論語など長く読み継がれてきた名著を読むことだろう。

「真摯さ」のほかには、「リーダーシップ」や「先見性」なども、マネジャーに必要な資質として挙げられるであろう。そして、マネジャーには一定の「権限」が与えられるが、「権限」と「権力」は違うということも肝に銘じておくべきであろう。

(R3.12.20)