イノベ-ション 鳳彩庵龍雲

赤揃え多聞言葉”シリーズ(探喫21‐47)

イノベーション

過去にも何度か取り上げたテーマであるが、改めて“イノベーション”について考えてみたい

紙こよりの会にとって、「今すぐに、なすべき課題は何か?」。

そう問われたら、何人の会員が答えることができるだろうか?仮に、答えられたとして、具体的にどう行動に移せばよいか?(そんな話も耳にする)

私だったら、「“イノベーション”!」と答えるだろう。
P・F・ドラッカーは、“イノベーション”について、次のように述べている。

「“イノベーション”とは、よい変化を起こすことである。そして、それは社会の使命でもある」と。

したがって、新しい技巧や紙こより画だけが“イノベーション”ではない。つまり、人・モノ・カネ、時間などの資源の使い方を変え、社会において、一つの安らぎを創出する能力を増大させるのが“イノベーション”である。
ドラッカーは、イノベーションの7つの機会として次のように述べている。

  • 予期しない成功や失敗から学ぶ
  • あるべき姿と現状とのギャップを探す
  • プロセス・ニーズを解消する
  • 産業構造の変化を知る
  • 人口構造の変化に着目する
  • 認識の変化を捉える
  • 新しい知識を活用する

特に、①~③の機会については、自分の思い込み(常識、傲慢、独断など)に対して謙虚になって反省してみると、制作活動の中にいくつでもその機会を見出すことができるのではないだろうか。

ドラッカーは、マネジメントの目的は「顧客の創造」にあると説き、その目的を達成するために必要な基本的な機能として、マーケティングと“イノベーション”の二つを掲げている。マーケティングとは、顧客の顕在ニーズをしっかり把握することによって、売り込まなくても、「売れる仕組み」を作ることである。一方、“イノベーション”は潜在ニーズの掘り起こしによって、未来の市場(顧客)を創造していくところに、その役割があると言えよう。

マーケティングと“イノベーション”は、業界の目的である顧客の創造を実現するために必要な大切な機能であり、車の両輪のようなものである。

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