190.05

“多聞言葉”シリーズ(探喫08‐02)

失敗

人生は戦いであり、つねに挑戦の連続である。そして、挑戦には結果として、必ず成功と“失敗”がある。

前回の”多聞言葉”シリーズ(探喫08‐01)では、成功をテーマに考えてみたが、今回は“失敗”について考えてみたい。なぜなら、成功と“失敗”は表裏一体の関係にあると思うからだ。

「“失敗”は成功のもと」とい諺があるが、小生は“失敗”に関して、寛容なほうで、くよくよと悩まないタイプである。成長したいと願望が強く、新しいことに挑戦し続ける。当然のことながら、挑戦には“失敗”は付きものだ。“失敗”の経験を重ねる度に、打たれ強くなっている自分を感じている。

“失敗”とは過程であって、到達点ではない。だから、大切なのはその“失敗”から

何かを学ぼうとする姿勢である。つまり、“失敗”してもその原因を追究し、欠点や、やり方を反省して改善していくという、まさに「“失敗”は成功のもと」の発想が必要だ。

今までの失敗を振り返ってみると、さまざまな原因が思い浮かんでくる。

① 明確な計画や目的を持たず、状況に流されていた。

② 自己修養に欠け、自制心が不足していた。

③ 最後までやり遂げる根気がなかった。

④ 「濡れ手に粟」みたいな自己都合でやっていた。

⑤ 計画性に欠け、準備不足であった。

⑥ 周囲に対する感謝の気持ちが不足していた。

⑦ チャンスを捉えるだけの展望と創造力に欠けていた。

⑧ 率先垂範するというリーダーシップが不足していた。

⑨ 物事を先延ばしていた。

⑩ 人の話を聞かず、自分のことばかり話していた。

⑪ 失敗の原因を環境や他人のせいにしていた。

⑫ 積極性に欠け、消極的な思考が習慣化されていた。

職業柄、いろいろな経営者の方々とお会いする機会がある。“失敗”への対処に対して、多く二つのタイプに分けることができよう。

一つは、さらに大きな挑戦をする機会にする人、もう一つは、ヤル気をくじかれ、気弱になって努力をあきらめる人、である。

どう反応するかは、本人次第である。「“失敗”として受け止めないかぎり、“失敗”はこの世に存在しない」という言葉を信じて、経営をしようと思う。

(H30.1.15)

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