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”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐17)

改めて、問う

 今週火より、『墨字絵隊観閲式(第5期⑤)』を開催します。お陰様で、2012年10月に第1期をスタートしてから6年目に入る。前回もそうであったが、卒業生がときどき顔を出してくれるのが有難い・・・。

 今回のテーマは、「新たなる創造~インフィニティ!」である。「芸術」とは、何を意味するのだろうか?“改めて、問う”と、いろいろな答えが出てきそうで面白い。グループ討議も、様々な意見が飛び交い、弾んでいたようだ。

 「芸術」を考えるとき、「自分は今、何のために描いているのか?」という芸術の目的やその芸術を選んだ自らの動機を問うことから始める必要があるだろう。“改めて、問う”と、それこそ十人十色だ。

 「生活のため。趣味や生きがいは他にある」「能力を高め、スキルアップしたい」「楽しいから、好きだから」「報酬をガンガン稼ぎたい」「自己実現したい(夢や志)」「社会貢献したい」等など・・・。

 このように芸術に対する目的や動機を“改めて、問う”と、ものの考え方(価値観)に次元の違いを感じることができる。「生活のため」というのと、「自己実現あるいは社会貢献ため」というのでは、明らかに次元の違いがあると思う。

 実は、「芸術の価値化」とは、その目的や動機の次元を高次化することにあると考える。つまり、マズローの欲求5段階説でいうところの、欠乏欲求(生理・安全・帰属・自尊)から成長欲求(自己実現・自己超越)へと次元を高めていくことから始めるべきではないだろうか。

 芸術の本質は、奉仕である。芸術の「芸」も「術」も「技」という意味だ。世のため人のために貢献できてこそ、芸術の価値は高まるものだ。まさに、芸術の報酬は芸術なのだ。

 芸術は必ず場を形成する・・・。場とは社会システムを構成する部分であるが、様々な出逢いがあり、関係性を構築して、システム化していく。そのような状況下で、私たちは支えられ、生かされている。つまり、ギャラリ-とは描く者にとって協働の場であると同時に、成長機会を提供してくれる場であり、自己実現のステージである。

 ア-ティストは、社会への貢献性を高めることにより、存在価値が認められ、より大きな場へと成長していく。その場に、優秀な人材が集い、切磋琢磨しあい、互いに成長する機会を共有しているのである。

 このように考えると、芸術の価値化とは社会システムの抱えている問題(ニーズ)に応えることによって、社会の進化に貢献することではないだろうか・・・。

(H29.5.22)

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  1. 皇紀二千六百七十八年四月十四日神戸勝福寺にて龍鳳彩雲デュオで紙縒り画パフォウマンスを行う。更に幼稚園児を招いての紙縒り画大会もやります。候ご期待。お問い合わせは通称『画伯』まで℡090-9098-5557

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