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”多聞言葉”シリーズ(探喫8‐32)

夢や志

 小生の好きな言葉の一つに、『“夢や志”を持つと、自分が思っている以上に、人間は強くなれる』というのがある。

 もうだいぶ前であるが、はじめてこの言葉に出逢った時、「なるほど、“夢や志”にはそんな効用があるのだ・・・」と、得心した気分であった。

 だが、そのうち、「“夢や志”を持っている自分自身は、どれほど強くなれたのだろうか?」、また「“夢や志”を持つと、なぜ人間は強くなれるのか?」等々、考えているうちに段々確信を持てるようになった。

 最近では、小生の『墨字絵隊観閲式』では、必ず2名以上で制作する合作堂の作品を数点出展している、実践することの効用の一つとして、この言葉を引用し、語るようにしている。

 なぜ、夢や志そして合作堂なのかを考えてみよう。

 ある問題に直面したとしよう・・・。“夢や志”を持っていない人は、その問題を解決しようとするとき、どうするだろうか?自分の過去の経験(過去の自分)に相談をするだろう。そして、過去の経験で解決できないとなると、仕方がないとあきらめてしまう人が多い。今は、過去と未来が繋がっていない時代だから、尚更、そうなってしまう傾向にある。

 じゃ、“夢や志”を持っている人はどうするのか?「未来の自分」に相談する。つまり、成長した暁の未来の自分を思い描き、解決の糸口を探ろうとする。または、自分の尊敬できる人を自らの理想像として掲げている人の場合(ほとんどの人がそうである)、その人だったらどうするのだろうかと、その人の頭を借りて考えようとする。だから、自分の限界を超えて、自分の思っている以上の力が湧いてくるのである。

 一度きりしかない人生、その人生をどう生きるのか・・・。人生の目的を改めて問うことが多いこの頃であるが、究極のところ、「自己の完成」に尽きると考える。では、完成すべき自己とは何か?そのあるべき芸術とは・・・?

 “夢や志”、そのあるべき姿や具体的な目標設定を描き、実現するための計画づくりをお手伝いさせて頂いているが、確かに合作でつくり上げた絵には前向きなエネルギーが溢れているのを実感できる。夢や志が何倍にも膨れ上がるのだ。

 ヘーゲルの言葉に、「人間は価値ある目的を持ったその時から、その人の人生のあらゆる出逢いが価値あるものになってくる」とあるが、まさにその通りである。

 確かに、“夢や志”は、自らをその場の苦難よりも一段上に置くことができるような出逢いを創出してくれる。つまり、ステージの次元が変わっていくのである。

 “夢や志”は、「跳躍力UP(=異次元の成長)」にためにも、重要である。

(H29.9.25)

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